これは逆境に立たされた輸入動物に限った話ではない。
鹿や、猪、熊など在来の野生動物にとっても同じだ。
元々、種々様々な植物が生い繁る実り豊かで美しい照葉樹林だったところを、
植林して杉だらけの山にしてしまったために、動物たちの食糧が極端に
減ってしまったことから、動物たちも里に下りて、人間の領域に侵入して
食料を漁らなければならない羽目に陥ってしまったわけで、
その責任はどこにあるのかと言えば、言うまでもなく人間の側にある。
それなのに害獣呼ばわりして、駆除とは、勝手にも程がある。
害獣なのは人間なのではないですか?と誰に言えばいいのか分からないが、
そんな気持ちになる。
解決法として、単純に多分誰でも考えられることは、元のような山林、
元の植生に戻すこと。
よく知らないので確信を持って言えるわけではないが、例えば、
コナラやミズナラ、ブナなどの広葉樹を元の植生に沿うような形で植林して、
杉の植林で暗くなった林を、冬には明るい日が差し込むような森や林に
戻していくことではないのだろうか?
そこには単純にそうはできないという要因が様々あるのかも知れないが、
まず害獣駆除という発想は、本末転倒だと思うし、あまりに短絡的な
発想だと思う。
邪魔だから殺すっていう発想は、目先のことしか考えてない証拠で、
そういうのを利己的、ジコチュウっていいんじゃないのかな?
森羅万象すべてに神が宿るもの、八百万の神として、自然を畏れ敬ってきた
私達のご先祖様が持っていたような精神、魂はどこに行ってしまったんだろう?
(逝ってしまった???)
何かがおかしい。。。
そう感じるのは私だけですか?そんなこと、いちいち考えてられないよって
あなたは答えますか??(あなたって誰なんだろう?)
これが先日、水汲みに行ってハクビシンを見かけたことで
私の中に湧いてきたあまりにも素朴すぎる問いでした。
その問いや解決のための発想が単純すぎるかどうかは別にして、
そういった問いや疑問を自分の中に保ち続けることや、それらを何らかの形で
発していくこともまあまあ大事なことかも知れないと思い、
ここに書いてみることにしたという次第です。😺