仙人草の咲く庭で

犬と一緒に散策する里山スケッチ。自然界のさまざまな存在や、見えない世界へと誘われる心のスケッチ、モノローグ

満月に梟

2日前の満月の日の真夜中少し前の頃。

澄んだ夜気を通して、外からホーホーという声が

聞こえてきた。

最初は無意識で何となく聞こえていたという状態だった。

途中でハッと目覚めて、あの声はもしやフクロウ?!と気が付いた。

もう二声、三声聞いて確認をして、確信を深めてから、

(何だか馬鹿に用心深くなっている私😆)

玄関のガタピシするガラス戸を、できるだけそ〜っと開けた。

いつもは何の注意も払わないのに、その時ばかりは

まるで異世界への扉でも開くような心持ちになっていた。

何の変わりもないはずなのに、何故かいつもの夜の庭が

違った佇まいに見える。(気のせい?)

フクロウの声はどうやら庭の鬱蒼とした繁みからのようだ。

自分としてはできるだけ気配を消して、足音をたてないように

そ〜っと、そ〜っと歩いたつもりなのに、野生の敏感さには敵わない。

あっという間に、ホーホーという声は遠のき、庭から離れたらしかった。

幸運なことに、農道を隔てた道路の曲がり角に立っている電信柱の上に

飛び移って、仄暗い中、電信柱のてっぺんに止まっている

小さなフクロウのシルエットを確認することができた。

それからまもなく、フクロウは電信柱からも離れて、

あっという間に飛び去ってしまった。

残念だったけれども、翼を広げたフクロウの雄姿(?)を

拝むことができて感動した。

田舎に暮らしているとは言え、フクロウの姿を拝めるのは

2〜3年に一度あるかないかのレアな出来事。

しかも満月の夜にフクロウなんて、絵に描いたような取り合わせで、

超ラッキー!これはもしや何かのメッセージでは?と

相変わらず心を騒がせるおバカな私なのでした。

(でも、やっぱり嬉しい❣️自慢してもいいかなあ?😸)

無理矢理、メッセージは何かと絞り出してみると、好意的に見て

もっと直感力・集中力を高めよと言われているような気がする。

何かと色々なことに気を散らして、自分がやるべきことに向かうことが

できない(やるべきことなんてないさっていう話もありますね。言葉を

換えて、やろうと思っていることと言い換えても構わないけど)

自分自身の人生にストレートに向かうべく行動を起こす、怠りない戦士*

ような生き方をしなさいよ、そろそろ。ホーホー。。。🦉って、

言われているのかも知れないと、つらつらと慮(おもんぱか)ってみました。

*ここで言う戦士は、文字通りの武力的な戦いをする戦士のことではなく、

人生に対する態度、無駄のない完璧な生き方をする、カルロス・カスタネダ

著作の中で、師のドンファンが語っている戦士のことです。

**約2年前にフクロウとの出会いを書いた記事がありました。

フクロウが気になる方は、こちらも読んでみてください。

フクロウ - 仙人草の咲く庭で