仙人草の咲く庭で

犬と一緒に散策する里山スケッチ。自然界のさまざまな存在や、見えない世界へと誘われる心のスケッチ、モノローグ

アナサジの月の暦 1

アナサジの月の暦を紹介します。

アナサジ族はアメリカ南西部に紀元前1200年頃から1100〜1200年頃まで定住していた先住民、古代プエブロ族で、諸説ありますが、ある時忽然と消えてしまったと言われています。

アナサジ族はおもにアリゾナニューメキシココロラド、ユタの4つの州(Four Conersと呼ばれるエリア)にまたがって暮らし、彼らの住居跡は現在では遺跡として残され、保存されています。(アナサジ族の人々が忽然と消えたことを物語るかのように、彼らの遺跡の中にはその当時のトウモロコシがそのまま転がっているところもあります)

私がここでアナサジの月の暦として紹介するものは、Mary Summer Rain著EARTHWAYという本に書かれていた中から抜粋し要約したものです。メアリーがネイティブのノーアイ(No Eye)という神秘的な力をもった老女と出会い(1982年頃)、彼女が亡くなる前の2年間に受け継いだ多岐にわたる知識の中に、アナサジ族の天体に関する知識も含まれていました。メアリーはノーアイから託された知識を何冊かシリーズで出版していますが、EARTHWAYはその中の1冊です。

ノーアイによると、アナサジ族の人々は自分たちが遠くの星を起源とする星のDNAを持った民であることを承知し、太陽、月、惑星などの天体、天体の振動、重力が人間の心身や土地に及ぼす影響を熟知していました。天体には彼らの初期の重要な長老の名前が付けられていました。唯一例外は地球で、地球には子供という意味のマールという名前が付けられていました。彼らは地球が一時的な住まいに過ぎないことを知っていて、簡素で精神的な生活を送り、夜には星空を眺めてはるか彼方の星の先祖に思いを馳せていました。彼らが地球に留まる時間は予言されていて、自分たちがやがて星に還る日が来ることを知っていました。

アナサジ族の惑星に関する知識は、現代の占星術と似通っていますが、惑星の影響を月で分断せずに、一つの惑星と一月全体を一致させ、それを季節と呼んでいました。彼らの治療技術は、影響を与える惑星の磁気的な引力と振動数に相互に関連していました。これらの原則は時の試練に耐え、紀元650年頃の賢いアナサジ族に役立ったように、今日でも有効です。彼らの天体に関する知識、信念体系は他の部族に引き継がれ、それぞれの文化の中に取り入れられ、その中のいくつかは今日でも実践されています。

*アナサジ遺跡のひとつMoon House Ruinの動画 4分13秒あたりで彼らが残したと思われるトウモロコシが出てきます。あとたまゆらも。(目の錯覚でなければ)彼らは結局まだその辺にいるのかも。。。

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