仙人草の咲く庭で

犬と一緒に散策する里山スケッチ。自然界のさまざまな存在や、見えない世界へと誘われる心のスケッチ、モノローグ

山茶花とスズメバチ その1

白にピンクの縁取り

この間の続きみたいになりますが、何故、山茶花の時期も終わりかけの

今頃になって花を家に飾ったのかと言うと、

もちろんその気になればそうできなくはなかったのですが、、、

スッとはできない事情があったのです。

山茶花の花が咲き誇っていた時期、スズメバチが花の蜜かな?

蜜だと思うんですけど、その蜜を求めて、朝から甲斐甲斐しく

ブンブンと忙しげな羽音をさせて、山茶花の花に集まって来ていて

(多分、数はハナバチたちの方が多くて、スズメバチの数はそんなに

多くはなかったかも知れません)

枝を手折ることなど到底できそうにもない状態だったのです。(実はいまだに)

毎朝のように山茶花を目の前にしながら

「綺麗だねえ、可愛いねえ」と褒め讃えるだけで、

あっという間に2ヶ月が過ぎてしまったという訳なのです。

花が少なくなるこの時期、山茶花はミツバチたちにとって貴重な食糧源に

なっているのだということに、去年初めて気が付きました。

それ以前は一体どうしていたのか?

もしかしたらミツバチたちも家の山茶花を見落としていて、

それで私も気付かなかったのかも???謎です。

初めて気が付いたことと言えば、これが凄いのですが、去年私が車を停めている

農道の角に(=山茶花が咲いている場所)、ハンターらしき高齢の男の人たちが

数人、寄り集まっているのを見かけました。

不審に思って近づいて見ると、我が家の庭の隅(農道とぶつかるところ)に

先っぽにエビを刺した棒を何本か突き立てて、何かを見守っている様子。

「何をされているんですか?」と尋ねると、

スズメバチをとるんや」とのこと。

咄嗟に私はスズメバチをやっつけに来たんだと思いました。

(私自身もちょっと恐いとは思うものの、刺激したり攻撃的なことをしなければ

彼らも何もしないのに。。。と考えていました)

でも、幸か不幸かスズメバチ捕獲大作戦はうまくいかなかったようで、

農道にたむろするハンターの人たちはすぐに退散して、

結局、彼らを見かけたのは1日か2日の短い間のことでした。

あれから1年。。。(つづく)