仙人草の咲く庭で

犬と一緒に散策する里山スケッチ。自然界のさまざまな存在や、見えない世界へと誘われる心のスケッチ、モノローグ

2020年 スケッチ3 小さな花たち

 

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ゲンノショウコ

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キツネノマゴ

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ヤマノイモの果実

最初の写真は、農道脇の草むらの中にひっそりと咲いていたゲンノショウコ

現の証拠に効く(薬効がある)というところから来ているらしいが、

名前の厳格そうなイメージと花の愛らしさが、

どうもピッタリ合っていないような気がする。

もしくは花の愛らしさで名前の推しの強さをカバーしていると

言えるかも知れない。

その次の白い小さな花は庭の端っこで見つけたもので、名前は不明。

小さな睡蓮のようで、見過ごせない。

次のキツネノマゴ(狐の孫)も地味な花ながら、

小さいピンク色の花と、狐の孫という名前の不思議さ、

可笑しさで、やはり咲いているのを見つけると嬉しくなる。

色々なピンク色がある中で、私はこの明るくて嫌味のないピンク色を、

勝手にキツネノマゴ・ピンクと呼んでいる。

その他にも私が勝手に名付けているピンク色のカテゴリーの中に、

キツネノマゴよりほんの少し薄い色をしたコスモス・ピンクとか、

ピンクというより紅あるいはエンジの方が近いかも知れないが、

イヌタデ・ピンクというのがある。

それぞれに違ったニュアンス、優しさ、可愛らしさがあって、

みんな違ってみんないいって、どこかのの詩人が言ってたけど、

要するに、どの花のピンクも好き🌸

4番目の植物は自然薯とも呼ばれるヤマノイモ(山の芋)の雌株。

ヤマノイモに雄株と雌株があると知ったのは、ごく最近のこと。

相撲の行司さんが持つ軍配のような形をしたものが果実・・・

花が咲いた後に花の下にある子房が膨らんだものらしい・・・

この軍配のようなものが熟して枯れると、うちわ状の

翼と呼ばれる部分が裂けて(蒴果)、

中心部にある1個のタネが風に吹かれて飛んでいく、

または落下して発芽するという仕組みになっているらしい。

興味がわいた方は、こちらをご覧ください。

松江の花図鑑:https://matsue-hana.com/hana/yamanoimo.html

自分の撮った写真を見ながら、果実の間に花のようについているものは、

一体何なのだろうとしばらく???だったが、

よく見たら花あるいは萼(がく)の下に何かついている。

これはきっと、花が散った後の子房に違いないと気付いた!(今頃^^;)

いつも見慣れている植物なのに、知らないことばかり

(ちなみに家の庭にも好き放題に生えています^^;)

知ったからと言って、どうということもないけれど、

そういう小さな発見をするのが楽しい♪♬♪