仙人草の咲く庭で

犬と一緒に散策する里山スケッチ。自然界のさまざまな存在や、見えない世界へと誘われる心のスケッチ、モノローグ

グアダルーペ・ゴンザレス・リオス 3 〜植物のスピリット・メディスンより〜

グアダルーペ・ゴンザレス・リオス1に投稿した彼の写真を、よ〜く見てみてください。彼がお金持ちでないことは一目瞭然です。それでも(それでもと言うのは、ちょっと変ですが^^;)、私は彼の素朴な佇まい、表情に何とも言えないものを感じるし、惹きつけられます。

何も持っていないことを良しとして、自然界にある植物のように、あるがままを生きている、無欲、自然体・・・言葉にするとどれも違う気はするのですが、そんな感じがして、兎に角、心打たれるものが(私には)あります。

余談になりますが、以前、サンフランシスコに住んでいた時に買った新聞の日曜版に掲載されていたボブ・マーレーの写真からも、ドン・ルペの目から感じるものと同じものを感じたことがありました。ボブ・マーレーのどの写真からでもという訳ではなく、その写真は特別な感じがしました。彼の心がリラックスしていたのか、とても自然で晴れやかで素朴で、心が開け放たれている、一種悟りを開いたようなとでも言えそうな表情をしていました。(悟ってもいない私がこんなことを言うのは誠に口はばったいと申しましょうか、お門違いかも知れませんが^^; 敢えて!)その写真は切り抜いて、布で簡単なフレームを付けて、長い間大事にしていたのですが、見当たらなくなってしまったので(これはどうしたことでしょう?!)、もし見つかったら、アップしようと思います。 (見つかるかなあ^^;)

2人の目に共通する執着から解放された人のもつ明るさ、涼しさ、そして慈悲のようなもの。自分自身を含めて、私の周囲、出会う人の中に、そういう目をしている人を見たことがありません。

この世に生まれて、自分に与えられたギフト、道を受け容れて、その道を生きる。その過程には迷いや葛藤、苦しいこともあったでしょうが、それを乗り越えて道をまっとうする。口では言えても簡単なことではありません。色々なことはあったとしても、それを乗り越えた先には、晴れやかで淡々とした境地が待っていて、ドン・ルペのような涼やかな目になる。私にもいつかそういう日がやって来るだろうか?と、遥か彼方へ思いを馳せながら、妄想を飛ばしながら書かせていただきました。

*先日、ホセ・ベニチェ・サンチェスの記事でも紹介したウイチョル族のサイトWixárika Research Center中のアーティストを紹介するページから:

www.wixarika.or

*同じくWixárika Research Center中のドン・ルペのアート・ギャラリーから:

The Art of Guadalupe González Ríos | Wixárika Research Center

ギャラリーで紹介されている最後の絵がA Mystical Communion with the Tree of Wind (風の木との神秘的な交感)というタイトルになっています。