仙人草の咲く庭で

犬と一緒に散策する里山スケッチ。自然界のさまざまな存在や、見えない世界へと誘われる心のスケッチ、モノローグ

木・祈り 〜その1〜

約26年前に三重の現在の家に引っ越して来て、それから4年後の2000年に上の娘がアメリカの高校を卒業することになり、娘の卒業式のために初めて行ったマサチューセッツでPlant Spirit Medicineという本に巡り合った。とても興味深い内容で、植物の持つ叡智に目を向けるきっかけになった。本の影響もあって、毎朝の犬の散歩の時にしばらく立ち止まって緑を見つめることが習慣になった。

Plant Spirit Medicineは今年の初めにナチュラルスピリットという出版社から、「植物のスピリット・メディスン」という本になって出版された。

「植物のスピリット・メディスン」によれば、

『人間も自然も共に知性とスピリットをもっている家族なのだ。植物のスピリットは私たち人間の心と魂の最も深い領域を癒すことができる。(途中省略)

私たちは人間は、道のどこかで一体であることの経験を失ってしまった。私たち人間は他のすべてのものとは違うのだという哀れな嘘を支えながら生活しているが、これは欺瞞だ。なぜならあらゆるものの中心に同じ意識が輝いているのだから。この嘘は物哀しい。

なぜなら、それが私たちにあらゆるものから疎外された無味乾燥の生活を宣告しているからだ。区別が無関心を生む。もし森と自分は別物であると考えるならば、あなたはより積極的に森を搾取しようとするか、自己の利益のために、他人がそうするように仕向けるだろう。(途中省略)

一方、植物は自分たちが他の創造物と分離しているという幻想のもとにはいない。植物がどのように土や空気、鉱物、動物、昆虫などと相互に関わりあっているか観察するといい。周囲にあるすべてのものが、その存在によって豊かになり恩恵を受けている。植物そのものが自然だと言う人もいるかも知れないが、植物は自然と調和して生きている。この調和の中から、私たち人間や他のすべての同胞に対する、信じられないほどの寛大さはやってくる』

「植物のスピリット・メディスン」より第1章・第2章より抜粋

 

先日、Youtubeでマドモアゼル・愛さんが、木についての独自のユニークな視点でお話をされいていた。「植物のスピリット・メディスン」ともつながるお話で、とても面白かった。鋭い直感力、洞察力をもった方だと改めて思ったので、私などがそんなことを言うのは、逆に身の程しらずで申し訳ないくらいだが😓、ここに紹介したいと思う。

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