仙人草の咲く庭で

犬と一緒に散策する里山スケッチ。自然界のさまざまな存在や、見えない世界へと誘われる心のスケッチ、モノローグ

2020.2.20 自然界の洗礼、再び

外に出てみると、家の中にいたときに想像していたよりも案外空気が柔らかい。

いつもの犬の散歩に裏山へ。

いつものお決まり通り、坂道を上り森の入り口で山の神さま、

森のスピリットさん、自然界の皆々様にご挨拶。

山の神さまと呼ぼうが森のスピリットさんと呼ぼうが、

自然界の皆々様と呼ぼうが同じことなんですけどね。

とりあえず私は一種の聖域に入る前のけじめ、ルーティーンとして

思いつくまま呼びかけることにしている。

人家のあるところからそれほど離れてはいないけれども、

人が住んでいないというだけで、だいぶバイブレーションが違って、

自然の音に聞き入ることができる。

それだけで頭の中のおしゃべりだけで占領されそうなマインドを、

ほんの少しでもスローダウンさせてくれるし、飛び交う小鳥の姿を見て、

小鳥の声に耳を傾けるのは楽しい。

今日は2020年2月20日ということで、朝からカードを引いて、

ちょっと意識して1日を始めた。

このところ犬の散歩もおろそかにしていたので、今朝はちゃんとしようと思い、

いつもの溜池のところを下って行くと、以前イノシシの恐ろしげな鼻息を聞いた

ポイントを少し過ぎたところで、何か鳥の羽ばたきのような空気を震わす音、

微妙なバイブレーションが伝わってきた。

何の鳥だろうと思いその音を3回くらい聞いて、ふと下の湿地に

目を向けたとき、そこに枯れ草の株の根元あたりを食べているのか、

水を飲んでいるのか・・・大きなイノシシが一匹いるのにハタと気がついた。

こちらは見ずに一生懸命食べいてる様子だったので、

即座にUターンしてもと来た道を早足で戻った。

以前遭遇したときと違うのは、明らかな警戒音ではなく、

あちらも気づいていないような素振りで(気づいていたに違いないとは思う)、

微妙なレベル1くらいのアラーム音だったので

(なんとなく軽度のというくらいの意味合いで^ - ^)、

私も以前の経験のお陰で結構冷静に、でもできる限り早く小走りで

その場から離れた。

自然界の洗礼はいつも思いがけなく、虚をつかれたような形で

新鮮な驚きを与えてくれる。

身体の中の細胞も血液も一気にリフレッシュされて、

血のめぐりもちょっとよくなったような気がする。

理屈も何もない。自然界の偉大さに感謝。いや屈服かな?

とりあえずイノシシさん、有難う。

 *以前、イノシシに遭遇した時の記事はこちら

イノシシ - 仙人草の咲く庭で