仙人草の咲く庭で

犬と一緒に散策する里山スケッチ。自然界のさまざまな存在や、見えない世界へと誘われる心のスケッチ、モノローグ

トカゲとカメとアオサギと+

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アオサギ

またまた時間を逆戻りして、3月下旬から5月初めにかけて、私が目撃した自然界の出来事。出会った面々のことを書いてみようと思う。3月中旬頃から暖かくなったり、急に寒くなったりを繰り返しながら、それでも3月下旬には桜も散り始めて、春が一足飛びにやってきたような様相。

☆トカゲ

3月22日に遭遇した出来事。いつものように犬の散歩に出てすぐのこと。家の裏の農道沿いの石垣から、カタツムリの殻がポロッと転がり落ちてきた。その後もポロンと小さな土くれが落下してきた。何者かが石垣の石と石の間に詰まっている土を押し出した模様。オヤッ?これは妙なことがあるものだ(昔話風に語ってみました^_^)と思ったものの、そのまま散歩に出かけた。散歩が終わって家に戻った時に、家の前でトカゲがチョロチョロと動き回っているところを発見。今年初のトカゲ!

その翌日のこと。犬を連れていつもの散歩の途中、家の裏の石垣からトカゲが顔を出した。そうか、昨日のアレはトカゲが冬眠から目を覚まして、土を押し出して、出ようとしているところだったんだな、と判明。(あくまで状況証拠からの類推ではあるものの、ほぼほぼ正解でしょう)

冬眠から脱出するトカゲの現場を目撃したのは人生初!ある意味、目出度い。いや、私の頭がお目出度い?!😅

 

☆小鳥の巣 

次に、4月2日の出来事。その日は急に寒くなって、冷たい風が吹き荒れていた。裏山の日当たりのいい側の坂道を降って行きながら、もしかしたら、こんな風の強い日にはアレが吹き飛ばされてくるかも知れない???と、心のどこかで期待しながら歩いていた。坂道を降り切って、先へ先へと進みたがる犬を引っ張って戻り始めて、坂道を3分の2程上ったあたりで、泥に混じって何やら小さなお椀のような形をしたものに、目が止まった。もしや、と思い拾い上げてみると。。。なんとアッター❗️予想(期待)的中。小鳥の巣が❣️

これは人生初ではなく、人生で4個目の小鳥の巣ゲット。どんな小鳥がこれを、どうやって作ったんだろう?人間のような便利な手や指もなくて、嘴で枝や草の繊維を運んで作ったのだと想像すると、ワクワクすると同時に感動すら覚える。小鳥の手仕事ならぬ、巧みな嘴仕事に乾杯。おそらく雛が巣立って役目を終えた巣、もしくは渡りをするために使われなくなった巣が空き巣となって(空き巣の文字通りの意味は、空っぽになった鳥の巣から来ていると、調べたわけではないが確信する)、強風に煽られて枝から落ちてきたのだろう。その小鳥の巣を見つける確率は、一体どれくらいなのだろう?数字にメッキリ弱い私は、もちろん計算はできないが、相当な確率になることは間違いないと思う。最初に拾った小鳥の巣が、一番精巧かつ繊細な作りで、まさに感動ものだった。(先日投稿したカラスの嘴仕事とは大違い!😆)笑われるかも知れないが、4つの拾った小鳥の巣は私の人生の宝物。ちなみに私の宝物はすべて拾ったものばかり。自然界で何らかのチャンスで巡り会ったものばかりだ。別にそれが超レアだというわけではないが、自分の人生と自然界の触れ合いの中での出会いということで、私にとっては意味がある。こういうのをセレンディピティー(serendipity)というらしい。

 

セレンディピティ英語: serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

・・・(途中省略)・・・serendipity」という言葉は、イギリス政治家にして小説家であホレス・ウォルポール1754年に生み出した造語であり、彼が子供のときに読んだ『セレンディップの3人の王子(The Three Princes of Serendip)』という童話にちなんだものである。WIKIPEDIAより抜粋)

 

☆カメ 

4月30日のこと。これもまた散歩の途中、梅の木畑の前を通りかかった時、ジュリコが引っ張るその先の土手の上に何やら黒いものが見えた。何年振りかに見るポッコリ亀だった。ここ何年か(たぶん2年くらいは)亀の姿を見てないなあ、そろそろどこかで出会えないかなあなんて思っていた矢先だったので、以心伝心かどうか分からないが、ここは私の想いが自然界の神様(亀様?^_^)に通じたのだと、都合よく思うことにしよう。そう言えば、以前見かけたのも梅の木畑だった。近くに溜池があるので、暖かな陽気に誘われて、下界に散歩に出ようとしていたのかも知れない。亀は私が使っているメディスンカードの中ではMother Earthをシンボルする存在であり、最も古い女神のシンボルでもある。豊かさや守護を表していて、困った時には助けてくれる存在なので、こうやって自然界で偶然に出会えるのは嬉しいし、有難い気持ちになる。

 

アオサギ 

上のアオサギの写真は、つい先日、5月1日のもの。水を引いたばかりの田んぼに早速現れたアオサギ。田んぼの水と周囲の緑に美しく映える姿・形だ。(写真を撮ったのは私ではなくパートナーのムー氏です)アオサギは警戒心が非常に強く、私たちの姿が見える前、ちょっと足音がしただけであっという間に飛び立ってしまうので、写真に収めたりじっくり観察するのが難しい生き物。同じサギの仲間でも、シラサギはもう少しのんびりしている。アオサギは孤高の鳥というところだろうか。メディスンカードの中のアオサギのメッセージも、冷徹な洞察力といった意味合いがある。それでもアオサギは節目、節目に現れてメッセージを届けくれる鳥として、私にとっては有難い存在。しばらくの間はお目にかかる機会が増えそうだ。

メディスンカードの中のアオサギのメッセージについてのもう少し詳しい解説は、こちらの記事をお読みください。

https://www.mirikomurakami.com/entry/2019/04/17/134552