仙人草の咲く庭で

犬と一緒に散策する里山スケッチ。自然界のさまざまな存在や、見えない世界へと誘われる心のスケッチ、モノローグ

カワセミ・ヒヨドリの雛 

7月。私の周囲の自然界ではまだまだ色々なハプニングが。

7月14日 カワセミ

犬の散歩でいつも通る溜池のあたり。

散歩帰りにじっと立ち止まっていたら、杉やヒノキに囲まれた溜池の縁から

ビュッと目にも止まらぬ速さで、カワセミが飛び出してきて

東の方角に飛び去って行った。

まさにアッという間の出来事。

この辺りでカワセミを見かけることはごくごく稀で、

私はこれを吉兆と見ることにした。

 

7月17日🌕Full Moon ヒヨドリの雛

その日は近所の知り合いのカードリーディングをやることになっていた。

ファミレスの個室を予約してやることになっていたので、

知り合いを迎えに行って車で出かけた直後、

何かが道路の真ん中に落ちているのに気がついた。

それが何なのかゆっくりと近づいて確認してみると、鳥の雛ではないか!!

小動物好きの彼女は、車を降りてすぐにその雛を手のひらに乗せて

車に戻ってきた。

まだ生きているようだ。さあどうしよう?

何度か鳥を飼ったことがある彼女の家に引き返そうということになった。

彼女が雛のケアをする間、私は車で待っていた。

あとで聞いたところによると・・・

まず雛の身体をヒーターで温めて(鳥のための専用ヒーターを持っていた)

餌を与えたが食べなかった。が、何とか生きてはいる。

ということで、とりあえず予定している場所に向かった。

もちろん野生の雛だから、いきなり人間の手から餌を食べることは

できないだろうと話した。

リーディングが終わるとそこそこにホームセンターに向かい、雛用に

ミールワームという多分ウジウジした虫が生で入っている缶詰と、

パウダー状の餌を買って、家路を急いだ。(ここは知り合いの心情)

夜中にミールワーム4匹食べました!元気です!

というメッセージがきて、私も一安心。

翌朝、彼女はわざわざ雛を獣医さんのところに連れて行って

診てもらったところ、ヒヨドリの雛だということが判明したという。

(私はツバメの雛ではないかと思っていたが、たしかにツバメの雛にしては

大きすぎる気もするし・・・我が家の玄関の天井にはツバメの巣があり、

数年前までは毎年春になるとツバメが来ていた。。嘴のところに黄色い線も

なかったから、そういうことだったのだと納得した)

獣医さんに一度人間の手で育てられた雛は、自然の中では生きていけないと

言われた、どうしましょうと言うので、

「そりゃあんさんが飼ったらいいんとちゃいますか?」って伝えた。

(関西弁ではなかったが、ここはちょっと脚色^o^)

そもそも彼女はウロコインコという鳥を飼っていて、もともと鳥好き!

我が家では鳥を飼ったことはないし、第一猫が2匹もいるから難しい。

すんなりと知り合いの子がその雛を飼うことに決まり、

名前もよかったら考えてくださいというので、快く承諾(^-^)

すぐにピン!と閃いた。

満月の日に見つけたから、ミチル(満ちる)

雛を発見してから20時間経たないうちに、

雛の新しい飼い主と名前まで決まり、

私はヒヨドリの雛の名付け親になった。

芽出たし芽出たしの巻!タネパクノ

 

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無事だったヒヨドリの雛 ミチル