仙人草の咲く庭で

犬と一緒に散策する里山スケッチ。自然界のさまざまな存在や、見えない世界へと誘われる心のスケッチ、モノローグ

Happy Birthday, George!

今朝のちょっとしたいいこと♡

最近車を替えて、カーラジオをつけるという

普段はしないことをしてみた。

すると聞き覚えのあるサウンドが聞こえてきた。

ジョージ・ハリソンの“My Sweet Lord”

今日はジョージの誕生日だったらしく、なんと特集だった!

“My Sweet Lord”の次には、これまた大好きな“Here Comes the Sun”がかかって

朝から馬鹿に調子がいい(^.^) My Sweet Lordは盗作で訴えられたが、

私の解釈ではインドに馴染みのある人であればスタンダード(?)とも

言えるようなハレ・クリシュナをバック・コーラスにしているだけで、

ジョージ・ハリソンには盗作という意識はなかったのではないかと思う。

みんなが大好きな曲に乗せて、クリシュナやラーマなどの神なる存在に

恋い焦がれ讃える気持ちを素直に、ただ気持ちよく歌いたかっただけなんじゃ

ないかなって思う。

まさか世界中を席巻したビートルが、盗作してまでヒットをひねり出そうなんて

きっと思わないと思う。


George Harrison "My Sweet Lord"(映像はだいぶ古くてボケてます(^^;;)

それは兎も角、ハレ・クリシュナは私にとっては懐かしいだけではなく、

思い入れのある曲で、かつてのひと時代を思い出させてくれる曲でもある。

最近、多くの人が憧れるらしい昭和のまだ日本が夢に彩られていると

思われていた時代、新宿にマクドナルドが出来たというのが目新しい、

嬉しかったような頃のこと。(そんな時代があったんですよ、本当に!)

たしか歌舞伎町に向かう交差点を歩いていた時だったと思う。

少しオレンジ色がかった肌色のローブを着て、弁髪の人たちが鉦(小さな金属製

の打楽器)や太鼓を鳴らしながら、クリシュナ神を讃えながら練り歩いている

光景に出会ったことがあった。

彼らは歌い、踊りながら、ハレ・クリシュナに入信を勧める活動を

繰り広げていた。

そこで入会した人がどれだけいたかは全く分からないが、今思い出してみると、

彼らのような存在が街を練り歩いていた光景、そんな事実があったということに

驚きを覚える。

彼らの活動の是非とかそんなこととは関係なく、クリシュナ神を讃えながら

歌い踊る一団が、裸足で新宿の街を練り歩いていたということ。

彼らのような存在を許容できる空間であったということに今更ながら

驚きを感じる。

すべては幻に過ぎないっていうけれど、まさに夢・幻の世界。

でも、ハレ・クリシュナの音には、なぜかやみつきになってしまう

不思議な魔力があるんですよね。。。後半へつづく