仙人草の咲く庭で

犬と一緒に散策する里山スケッチ。自然界のさまざまな存在や、見えない世界へと誘われる心のスケッチ、モノローグ

バスタブの底の沢ガニ

8月26日

6月にいつもの散歩道の溝で沢ガニを3匹見つけて、

それからしばらく後に、カラスか何かに襲われたのか、

立て続けに3匹のカニの、大きい方のハサミだけが

道端にころがっているのを見かけて以来、

すっかり沢ガニを見かけなくなっていた。

もはや絶滅か!という思いがよぎり、いやいやそんな筈はないと

打ち消しながら、どこかでヒョッコリ現れないだろうかと、

心の片隅で待ち望んでいた。

それからほぼ2ヶ月後の8月下旬のある日の午後、

バスタブの蓋を開けてみたら、なんとバスタブの底に沢ガニ発見!!

私の願いに応えるべく、そんなところにいるとはまず予測しない、

まさに想定外のバスタブの底に唐突に現れてくれたのだ。

現れてくれたというのは大袈裟と思われるかも知れないが、

(私にとっては思い入れのある生き物なのです)

沢ガニといいツバメといい、大の苦手である蛇までも、

今年は明らかに見かける回数・個体数が減ってしまった。(激減です!)

数10年前あるいは10年前と比べてというならまだしも、

去年と比べても明らかに減っているという驚愕の事実!

ネオニコチノイド系農薬やラウンドアップなどの除草剤が

生物・環境に与える影響は測り知れないが、環境全体のあらゆる変化が

まず小さい生き物に明らかな個体数の減少という目に見える形で

表れてくる。

私の頭をよぎるのはレイチェル・カーソンの労作沈黙の春」・・・

そんなこともあり、バスタブに現れてくれた沢ガニは、

自然界の生き物が私の呼び声に答えてくれた証であり、

まだまだ絶望的になるのは早いと、私に示してくれたサインに思えた。

シャーマニックな視点から言えば、私たちはこの地球上に生きる知性と

スピリットを備えた生命体として、互いに交流することができる!

これは純粋に私の世界(=宇宙)で起こった出来事で、

私自身が知るべきことであって、普遍的にすべての人にとって

同じ意味を持つということではないかも知れない。

ただ私たちはひとつのエネルギー体で、切れ目なくひとつに

繋がっているから(大きなアメーバみたいなイメージ?)

私が何かを感じとったら、たとえごく微細なレベルであっても、

そのヴァイブレーションは全体に波及していく筈で、

そういう意味で、バスタブに現れた沢ガニは

宇宙にごくごくささやかな

希望という波動を届けてくれたのかも知れない。

沢ガニさん、現れてくれて有難う♡

 

沈黙の春」については、レイチェル・カーソン日本協会 関西フォーラムの沈黙の春ノートに詳しい記述がありますので、そちらを参考にしてみてください

hb6.seikyou.ne.jp

 

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バスタブの底にいた沢ガニ