仙人草の咲く庭で

犬と一緒に散策する里山スケッチ。自然界のさまざまな存在や、見えない世界へと誘われる心のスケッチ、モノローグ

出産にまつわる夢 1

以前書いた夢日記の中から、少し編集して書いてみようと思う。
 
☆2008年3月4日に見た夢
 
赤ん坊が妊婦のお腹から頭を出しかけていた。
私はその赤ん坊の頭を押さえてお腹の中に戻そうとしていた。
2〜3回そんな出たり押し戻したりを繰り返した後、ついに赤ん坊が
自らの力、生命力でお腹を突き破って出てきた。
可愛いという印象はなく、むしろエイリアン的な感じで、
とにかく私はその力、衝撃に圧倒されていた。
 
*夢から覚めた後も、その衝撃が残っていた。
 
☆2008年8月18日  実際の出産に立ち会う!
 
7月末頃、地元のイベントで出産を間近に控えたカップルに出会った。
2人にはそれまで面識がなかったが、共通の知り合いがいて、
その後まもなく彼らの自宅出産を手伝うことになった。
予定日は満月の8月17日。
予定日の数日前には、轟渡る雷鳴とともに、
紫色を帯びた稲妻が四方に圧倒的な美しさで閃き、
尋常でないパワーを予感させた。
予定日には熊野の海上花火大会があり、
本来、臨月のまさにいつ生まれてもおかしくない状態の妊婦が
人ごみには出るのはまずかったし、
ましてパワー全開の大規模な花火大会に行くのは、
完全に思慮に欠けていたが、
一同、夏休み気分でいそいそと出かけて行った。
花火大会で完全に消耗しきって帰ってきた後
満月の日の真夜中を過ぎた頃から陣痛が始まり、出産も終盤に入り
ピークを迎えたとき、私は妊婦の負担を少しでも軽くするため
腰やお尻を一生懸命押したり抑えたりしていた。
実際に赤ちゃんが生まれたのは、8月18日の午前7時を回っていた。
このとき3月4日に見た夢は正夢となって成就した。
特に夢の中で感じた圧倒的な衝撃はリアルな体験となった。
 
*夢と違っていたのは、赤ちゃんはちゃんと産道を通って生まれてきたと
いう点と、赤ちゃんは無事産まれたものの後産でスルッと出てくるはずの
胎盤が出てこないという経験のないハプニングで、病院のお世話になると
いう結果になったこと。花火大会で体力を消耗したことが影響したのでは
ないかと今になって反省する。エセ産婆としては後の祭りという苦い経験
にもなってしまった。