仙人草の咲く庭で

犬と一緒に散策する里山スケッチ。自然界のさまざまな存在や、見えない世界へと誘われる心のスケッチ、モノローグ

陽ざしの中で

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すみれ

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おおいぬのふぐり

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野あざみ

これはおよそ1ヶ月前、1月中旬の暖かな日に撮ったもの。先週末、これが冬だったと思える寒い日が何日か続いたが、今日は犬の散歩で外に出て、拍子抜けするくらい暖かいのに驚いた。何というか中途半端に暖房が効いているようないないような・・・生暖かい空気。マフラーやウールのジャケットが似合わないと思えるくらい慣れない暖かさに違和感を覚えるほど。

オオイヌノフグリはこの写真を撮った時は、枯れ草に紛れて、一輪、一輪数える程だったのに、今日はもう小さな花が広がって、青い小さなカーペットぐらいにはなっていた。野あざみはこの時に撮った同じ花がいまだに咲き続けていて、すごい生命力を保っている。(薬効ありそう!)

そして私が子供の頃から大好きな花、すみれはシロタンポポニホンタンポポ)のそばでひっそり咲いていて、あっという間に姿を消してしまったけれども、またこんな暖かな日が続けば、あちらこちらで見かけることになるだろう。楽しみ♪

オオイヌノフグリやアザミの咲いている空き地の先で、犬に気を取られてつまづきかけた時、目線の先に細〜い若そうなヘビがいてビックリ!おなじみのあの衝撃が戻ってきた!!「この暖かさはヘビが出てもおかしくはないぞ〜」という警戒信号が、あからさまではないものの心のどこかで遠慮がちに鳴っていたことに自分自身、薄々は気づいてはいた。でも、まさかそんなにすぐに私の恐怖心にド直球で返事をくれるとは。。。早すぎる〜肝が冷えた〜!

帰り道、流石にもうあのヘビはいなくなっているだろうと思い、頼むからなるべくなら私の目の前には現れないで・・・と思いながら、ヘビに遭遇したあたりに来ると、なんとあのヘビが行きの時と同じ形でそこにいた。。。

ということは、何かの拍子に出てきたものの、途中で凍えて死んでしまったということだろうか?夜でも凍えて死ぬほどではなかったと思うので、そこは謎のまま・・・とにかく2度ビックリ!!皮膚の色もやや薄く、ほっそりした若そうなヘビ、若くして命を落としてしまったヘビに、必要以上に怖がってしまって申し訳ない気がした。自分の恐怖心、苦手意識はさておいて、何らかのアクシデントで邪気のない存在が命を落としてしまったことを悼もう。私はちょっと怖いけど、この世に生まれて、豊かな森の営みの一部でいてくれたことに感謝。有難うございます✨✨✨

春の日の思わぬハプニング