仙人草の咲く庭で

犬と一緒に散策する里山スケッチ。自然界のさまざまな存在や、見えない世界へと誘われる心のスケッチ、モノローグ

素敵な冬の朝

万両

さねかづら



今朝は冷え込みが厳しく、周囲の山々の頂上のあたりが

うっすらと白くなっていた。

冬独特の張りつめた空気で、一瞬にして目が覚める。

車で走っていると、青い空を背景に黄葉の色味を少し残した

茶褐色の枯れ葉がクルクルと舞いながら

次から次に目の前に迫ってきて、何だか楽しくなってくる。

空気が冴えわっっているせいか、光と陰のコントラストもいつもより

一層くっきりしていて、風にざわめく木々の表面で

揺れ動く影がはっきりと見える。

私は兎に角、光と影が踊るのを見るのがとても好きだ。

冬はそれに雪が加わるので、より一層楽しみポイントが増す。

雪に覆われた道路の上にできる樹木の黒い影の色々な形。

そこに風に追われて流れ去る雲の影なんかが映ると

より楽しい。

苔の上に積もった雪や氷の粒の上に揺れる光と影。

冬には繊細な自然の影絵が楽しめる。

雪で被われた緑の中に赤い木の実を見つけるのも楽しい。

そんなことを書いていたら、もうじきクリスマスだということを

思い出した。

キリスト教徒でもないし、小さい子供もいないので、

特にクリスマスがどうということもないけれど、

冬至という特別な時期を控えて、

ツリーを飾ったり、蔓や緑の葉っぱや色々な木の実で

リースを作ったりする雰囲気は好きだ。

1年のうちで一番暗いこの季節に、生命の復活や再生を願って、

常緑の葉っぱや赤い実を飾る習慣は、どこの国にもありそうな気がする。

(常夏の国ではどうなのかは知りません^ ^)

日本の元旦を祝う門松も似たようなものだと思う。

個人的には門松は権威主義的?格付け的な匂いがするような気がするので、

クリスマス・ツリーやリースの方が親しみやすい。

またまた話が逸れてしまった。

兎に角、冬は寒くて辛い灰色のイメージになりがちだけれども、

感覚を研ぎ澄ませていれば、日々空の色は変わり、

風が吹きすさんだかと思えば、お日様に照らされる暖かな1日に

恵まれたり、赤い木の実の鮮烈な色に出会ったり。

空から雪が降ってきたり。。。

自然界の違った色を味わうことができる。

しかも、それはすべてただだ。

必要なのは自分の感覚だけ。すべては自分次第。

なんて素敵な地球の暮らし!

ちょっぴり辛くはあるけど、その気になれば

いくらでも楽しみを見つけられる。

冬よ、私に来い!(なんちゃって、ネ😽)

そんな時ばっかりでもないけど、それがまた人生の渋いところ

(なんちゃって、ネ!!またまた〜😽😽)