仙人草の咲く庭で

犬と一緒に散策する里山スケッチ。自然界のさまざまな存在や、見えない世界へと誘われる心のスケッチ、モノローグ

オシャ 1 〜植物のスピリット・メディスンより〜

これから「植物のスピリット・メディスン」の中から、私自身が気に入っている箇所や惹かれる部分など、ランダムにピックアップしながら紹介していこうと思っています。本の頁の進行とは関係なく、ふと思いついたタイミングでやっていこうと思うので、かなり気まぐれ発信になるかも知れませんが、何かの参考にしていただければ幸いです。

第1弾は(ちょっと大袈裟でした^^;)いきなり第18章 ドン・エンリケ・サーモンの中から。その前にオシャについて、カンザス大学【在来薬用植物研究プログラム】というサイトの中のオシャについて書かれたページを紹介します。オシャの根っこの写真や生い繁った状態の全草の写真などが見れるので、よかったらどうぞ!

nativeplants.ku.edu

上のサイトのオシャについて、ごく一部ですがザックリ紹介します。

オシャ、ベアールートあるいはチュチュパテは、アメリカ南西部やメキシコの先住民の間で、伝統的に風邪や喉の痛み、そして特に肺や心臓に関係する様々な病気の治療用に用いられてきました。オシャの根っこは特に薬用として用いられ、現在では個人やハーブ関連の会社が野生のものを採集して、インフルエンザや気管支炎、喉の痛みなど呼吸器系の病気に対する治療薬として市販しています。病気の種類や発症した箇所によって、液状あるいはペースト状にしたり、塗り薬、軟膏として、またはお茶やチンキ剤にして使用されます。噛んで使う場合もあり、時には鼻づまりを取り除くためや頭痛薬として燃やして使われることもあります。(煙を吸い込むということだと思います)アメリカの先住民やスパニッシュ系のアメリカ人は、今でもオシャの根っこを治療薬として幅広く使用しています。

オシャはゆっくり時間をかけて育つ植物で、パセリと同類のセリ科の植物です。

食用として、オシャはチャーヴィル(セルフィーユ)やセロリ、パセリのような香り、あるいはセロリやリコリス(甘草の根)に似た香りをもち、葉っぱや種、根っこが肉や豆類、チリの香りづけに用いられています。オシャの根っこは茹でたり、あるいは生で、サラダやスープの具として使われることもあります。(エンリケ・サーモンは根っこはひどい味だと言ってましたが、どうなんでしょうね???未知の味、オシャ!)