仙人草の咲く庭で

犬と一緒に散策する里山スケッチ。自然界のさまざまな存在や、見えない世界へと誘われる心のスケッチ、モノローグ

天赦日

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柿の実

 

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あけびの葉の上のチビ蛙

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柿の葉に止まっているトンボ

今日(6/20)は天赦日と一粒万倍日が重なる超ラッキーだと言われている日。と言って、特に変わったことがあったわけではないけれども。

カラッとした爽やかな1日で、ようやく気になっていた家の前に降り積もった柿の葉っぱや枝、青くて小さい柿の実(と言うと可愛らしく聞こえると思うが)それが嫌というほど落ちてきて家の前庭を埋め尽くしている。少し大袈裟かも?

毎日掃除すればいいものを、夏休みの最後に宿題を片付ける(下手すると2学期に入ってから😰)子供の頃の癖そのまま溜めに溜めて、ようやく今日こそは!と重い腰を上げた。

やり出すと細かいところが気になる性質で、時間がかかる為、休み休み掃除して、家の前が何となくスッキリした頃、紅茶を飲みながら、縁側に腰掛けて鬱蒼と生い繁る庭をぼうっと眺めていた。

お天気はいいし、ちょうどいいくらいの風が吹きすぎていく。庭のねむの木の葉やその他諸々の草木の緑が揺れて、光と影も同時に揺らぐ。私の見ている世界がゆらゆら揺らいで、気持ちいい。

先週始めにも似たような日があった。いつもの朝の散歩で林の中に入ると、風が吹いて木漏れ日が揺れていた。(木漏れ日っていうのは葉っぱの影が干渉し合って、まあるく光がこぼれたものですよね?)その木の葉の影と木漏れ日が、風の見えない手にフワッと押されるみたいにゆらゆら揺らぐ。そよぐ。湿度の低い初夏の初夏らしい光と風のコラボレーション。

その日は数少ない爽やかな初夏の最高の1日だと感じたが、今日の午後もそれと同じくらい気持ちがよかった。

今日のおまけは、これも長い間溜めこんでいた宿題、去年撒いた種の残りのバジルの種まきをやったこと。種の有効期限も今年の5月末までと表示されていて、わずかに過ぎていたが、そこはまあ大丈夫でしょうということで(^○^)。とにかく種まきをしたという行為に自己満足。遂にやり遂げたと自画自讃。バジルの種を播くというこんなささいな行為で、いつもとは違う充実感、爽快感を味わった。一粒万倍日。天に赦された日。

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庭の緑と初夏の空

*手前の雑草のように見える一群の草は菊芋。腐りかけていた菊芋を庭に捨てたら、そこから毎年育つようになったもの。すごく背が高くなって、小ぶりのひまわりのような花をつける。青空の手前の緑は、我が家の庭ではなく、家の裏の農道沿いの雑木。その手前、左側は想定外に大きくなってしまった紫木蓮