アカハライモリと白い蝶、
地を這うものと空を飛ぶもの。
これはシャーマンが携わる世界にも通じるところがある。
1つ目はSerppent(ヘビ)で表される、文字通りの
物理的・物質的なレベルで目に見える領域。
2つ目は Jaguar(ジャガー)のレベルで、言葉や言語で表現される
マインドの領域。
3つ目はHumming Bird(ハミングバード)のレベルで、イメージの領域。
ハミングバードはハチドリと言われる通り、とても小さい鳥でありながら
南米からカナダのあたりまで渡りをする偉大な力をもった鳥であること。
また空中に静止できるという点も関係があるらしい。
4つ目はEagle(ワシ)のレベルで、エネルギーの領域。ここには
他の3つのレベルも含まれている。
あらゆることが目に見えない領域で生まれるため、
シャーマンはハミングバードとイーグルのレベルに働きかけて、
スピリットともに共同創造する。(co-creation)
その際に肝心なことは、宇宙それ自身のリズム、流れに任せるということ。
結果がすぐに現れる場合もあるが、時によっては
長い間待たなければならない場合もある。
約束の地にたどり着くまでの40年はそのいい例で、モーゼ自身は
約束の地にたどり着く前に亡くなったという。
私たちは自分自身に対してもスピリットに対しても、忍耐強くなければ
ならないらしい。(40年も待てるかな、果たして???)
現代人は1分でも早くどころか、スポーツの競技になると
0.0コンマ何秒と瞬きよりも短いような時間で争って、それが一大事と
ばかり熱狂する人もいるわけだから、息つく暇どころの話じゃない。
聞いたところによると、クリスタルなどの石の類の*ヒトビトは
とてもスローで、1回の呼吸に100年を要するらしい。
近年クリスタルや天然石の人気が高いのは、そんな石の*ヒトビトの
ゆっくりとした波動に、無意識のうちに惹かれているからかも
知れない。
*アメリカ・インディアンは自然界のすべての存在を
自分と対等な存在とみて、人間は2本足のヒト、
動物は4本足のヒト・・・などとヒトという風に呼ぶ。
石についてもStone People 石のヒト/ヒトビトと呼ぶ。