初夏を彩る花 5
6月11日
先日投稿したテイカカズラの横にあって、
実はテイカカズラよりも甘くて強い香りを放っているのが
このネズミモチの花。どこにでもありそうなごくごく地味な
小さくて白い花で、気づかずに通り過ぎてしまいそうな風情でありながら、
ところがところが香りは上級!
上級って何と比べてかは意味不明ではあるものの(笑)
とにかく通り過ぎる時の芳香といい、実際に花に近づいて匂いを嗅ぐ、
というより吸い込むと、思わず頭が香りとともにスパイラルを描きながら
上っていく感じ・・・なのです。
生垣などにも使われていそうな木なので、6月上旬頃にどこかの家の側を
通りかかって、濃密な甘い香りに包まれたらネズミモチかも知れません。
*注意 ユーミンのあの歌で有名なクチナシの花ではなくて。。。
その他の写真も、いつも歩いている散歩道の山の斜面で撮ったもの。
少し奥まったところに咲いていたアマチャと思われる花と、先日投稿した
コアジサイ。最近また咲いたようで、淡いラベンダー色をパチリ。
ムラサキカタバミもよく道端などで見かける花。早春の頃から咲き続けて
いまだに可憐なピンクの花を咲かせていてくれる。
生命力旺盛な植物と見た。やはり帰化植物は強いのかも。
最後の2枚は花ではないけれど、同じ日に撮った沢ガニの写真。
散歩に行く時、1枚目の写真の道端にできた小さい穴のところにいて、
何度も何度も出たり入ったりしていた。
穴からは水がポコポコ湧いていて、そこから出てきては白いハサミで
その辺に溜まっている泥を掻き出して、掻き出してはまた中に引っ込む
というなかなか興味深い動作を繰り返していた。
何をしているのだろう?
最初、産卵のための巣作り?と思ったが、まだその時期ではないらしいし、
水が湧いているところは巣には向いてなさそうだ。
カメラを持って引き返した時には、もういなかったけれども
穴ぼこの写真だけでもと思い撮っていたら、
運よく数メートル先のところにいるのを見つけて・・・
少しボケてしまったが、今年初めて撮った沢ガニの記念の1枚。