2月21日
ひょんなことから知った三重県津市にある長徳寺に立ち寄ってみた。このお寺は門前の龍王桜が有名だと聞いた。
長徳寺ホームページより転載
「龍王桜」の由来は長徳寺大器和尚の頃(1560年)美しい女が参拝することが数日続き、その訳を聞いたところ「自分は門前の淵に住む大蛇で、大器和尚の法力によって済度を受けたいので毎日参拝している」と述べた。
和尚は女に戒めを授け蛇身に転じさせたが、女はそのお礼として龍鱗と桜の種を贈った。これが古来より名木として今に繁り龍王桜と呼ばれるようになったと伝えられてる。
桜にはまだ早い時期だったが、梅はまさに見頃を迎えていて、白梅紅梅、桃色の梅が見事に咲き誇っていた。お寺には誰もいなかったが、きれいに掃き清められた石庭が禅寺の気品を感じさせてくれた。あたりもしんとしていて山寺の風情が心地よい、佳き日。