仙人草の咲く庭で

犬と一緒に散策する里山スケッチ。自然界のさまざまな存在や、見えない世界へと誘われる心のスケッチ、モノローグ

初物


4月30日

昨夜から雨が降り続いた。

今朝の散歩の時には、雨も心地いいと言える程度の

降りに収まっていた。

家のすぐ裏の道路で、デンデンムシ発見。

第一発見者は犬。

鼻先で何かを匂うような、ちょっかいをかけたそうな

素振りを一瞬見せたので、何気なく目をやると

今年初めて見るデンデンムシ!

(冬に殻だけになってしまったのはいくつか見たが、生きて

動いているのは初めてという意味。念のため)

デンデンムシと言うと、梅雨時の紫陽花の葉っぱの上

というのが定番だが、

こんなギリギリ4月の終わりに見かけるとは。。。

 

何かもう梅雨がやってきたような気分になった。

つい先日、冬の寒さでダウンジャケットを着ていたのに、

今度は梅雨の前触れ(気分)。

短いサイクルで春・夏・冬・梅雨と季節が

目まぐるしく入れ替わる。

 

デンデンムシを見かけたすぐ先で、

ムベ(郁子、野木瓜と書くらしい)の花が

路上に散らばっていた。

*ムベ・・・アケビの仲間で、アケビと違って果実が割れない

頭上数メートルのところ、道に枝を張り出した木に絡んで

沢山の花をつけて少し垂れ下がっているのが見えた。

晩秋にいつの間に果実をつけたのかも分からないうちに、

猿にすっかり食べられて、赤紫色の果皮だけが

路上に転がっているのを見かけることになる。

 

このデンデンムシが目玉を出している姿は

どういう機能があってのことか知らないけど、ユーモラスだ。

目玉を出し入れするなんて、(失礼ながら)おかしな生き物だ

目玉を出し入れできるなんて、、、

今どき風に言い換えてみると

目玉を出し入れできるスペックを持っているなんて、

すんごいスグレモノだ、デンデンムシは!!

 

でも、やっぱり私はデンデンムシを見ると、

 

でんで〜んむ〜しむし か〜たつむり〜

お〜まえのめ〜だまは ど〜こにある〜

つのだせ やりだせ めだま〜だせ〜♪

 とのどかな気分で歌いたくなる。

生まれた時代って大きいなあ🐌

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蝸牛

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蝸牛2

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蝸牛3

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郁子(むべ)の花